海よりもまだ深く
先日「映画『海よりもまだ深く』公式サイト」をみてきました。樹木希林さんが好き。
予告編にもあった
「花も実もつかないけど、何かの役には立ってんのよ」
ってセリフがとても印象的だった。主人公の良多はびっくりするほどダメ男なんだけど、そんな良多だって子供にとっては大好きなお父さんだったり。特別なことは何も起こらない、一発逆転もない、ドラマチックなことも起きない、ただただ冴えない毎日が日々過ぎていく映画(笑)でもね、この映画の素敵なところは、全員が不揃いで不器用な人間なんだけど、違う誰かになりたい、と思っていないところ。全員がきちんと「自分」であるところかな、って思う。
日常が好き。自分の日常も、誰かの日常も。人それぞれの小さな喜びや楽しみを知ると、生きることの本質に触れたような気持ちになる。ささやかだけど、尊いもの。
もっと上手に届けたいけど
気がつけばグイグイ引きこまれていたので、イライラしながらみました(笑)ネガティブ役の吉田羊に超絶イラっとさせられたー!すっかり自分も会議に参加した気分で、心の中で突っ込みをいれてた。なんでそんなにネガティブなんだよ!被害者ぶって!だれもそんなこと思ってないよ!とか、あの男はダメだよ、どんなに頑張ってもダメなものはダメ。どう見てもダメンズじゃん!わかんないかなーー、とかね。そう、他人のことはこんな風に客観的に言えるんだけどね、自分のこととなると、主人公のようにウジウジ誰かの一言に一喜一憂しつつ生きてるんだろうなあ。見終わった後はグッタリ(笑)
発売当時、在庫切れだって聞いていたけど、たまたま行った本屋さんにあったので購入してた。四ヶ月くらい寝かせて、今頃開いた(笑)巻頭の写真に目が釘付け!自宅でのショット、インテリアを目を凝らすように見て、キョンキョンのすっぴん(眉なし!!)の肌の美しさに驚愕。キョンキョンは「仕事として」アイドルをしていたんだなあ、と知って複雑な気持ちに。あの頃わたしたちが、ドキドキしながらブラウン管を見つめていたけど、本人は意外と冷めていたのね。そんなに歳は違わないのに、彼女はすでにわたしの何周りも大人だったんだな。
あなたのようになりたいと憧れる
友達とランチ。肉を食べよう!ってことで、焼き肉ランチ。
美味しかったー!
その後は少し車で遠くのカフェに。
話題は、子育てのことだとか、妊娠出産のこと、これからの暮らしのこと、仕事のこと。お互いに独身時代を知っている。仕事をたくさんして認められたい、という時期があって、そこから結婚して、仕事よりも家庭メインの人生へとシフトしてきた(わたしの友達は、そういう人が多いんだけど、ある程度年齢を重ねたり、結婚したりするとそういう傾向があるのかな)そんなたわいのない会話をしながら、知りあった頃とは随分違う場所に来たなあ、お互い。って思う。でも、お互い総じて幸せだ。
友達へのお土産に、キャンドゥのデュラレックス買った。マリン、サファイア、アンバーのガラスボウル。自宅ではマリンとサファイアを使ってるけど、アイスを入れたり、素麺を食べたりしてる(笑)クレオール、お店で見たことない。今度探してみようかな。グラスはちょっと小さくて、使いにくそうだったのでわたしはパス★前にキャンドゥに行ったときに、レジのおばさんに「これ、入荷するとすぐに売れるのよ。みんなカゴ一杯に買っていくんだけど、有名な何かなの?」って聞かれて(笑)説明に困って「今、流行ってるんですよ」と適当なことを言ってしまった(そんなに間違ってないよね!?)
いつか歌にしよう
リアルだなあ、というのが率直な感想。忘れかけているけど、確かに思春期(青春!?)ってこんな風だった気がする。わたしはリアル過ぎてちょっとひきました。自分の恥ずかしい過去を見せられているようで(笑)それと、期待が大き過ぎたんだとおもうけど、思ってたよりイマイチだったかな。
さて近況。
この間買った、くまがいのぞみさんの器。もっとおしゃれな食べ物を盛るべきなんだろうけど、きんぴら。おかげで、きんぴらが少しグレードアップして見える、気がする(笑)去年に長く勤めていた仕事を辞めてから、器や小物に対する興味(というか、雑貨や洋服、娯楽全部に対して、かもしれない)がなくなっていて、特に器は「もう買わないかも」と思ってた。くまがいさんのこの器を見て、心が動いて嬉しくなった。
そして、この小鳥。義母が買ってくれた。「欲しいな」って気持ちって、パワーがないと生まれないのかも。少しずつ、少しずつ、力を取り戻していこう。
犬が眠っているのを見るのは、なぜこんなに至福なんだろう。あまりに幸せで、そうっと触るとパチッと目を開く。たまに「・・・なんだよ!」とばかりに、ものすごく睨まれております。この子がわたしや夫にどれだけの幸せをくれたか。この子がただ元気で、生きていることがわたしにとっては尊い。出来るだけ多くの時間を共有しよう。出来るだけたくさんコミュニケーションしよう。いつもありがとう。
君をしあわせにしたい
GWも終了。旅行に行くわけでもなく、仲間と飲んだり、パワースポットに出かけたり。あとはDVD鑑賞や犬と散歩に出かけたり、ゆっくりな休日を満喫。あ、あとカラオケ。今年の目標は10回(笑)カラオケ、好きなんだけど、わたしの周りに一緒に行ってくれる人がいないので、必然的に夫が犠牲に。もう5月なのに、まだ今年2回目です(笑)
鑑賞DVDメモ。
佐藤健さんが高校生って、無理があった気が・・・(笑)でも、高校生たちが好きなものに打ち込む姿や、熱くなる感じは見ていて楽しかったです。打ち込めるものがあるっていいよね。CGやプロジェクションマッピングの手法が面白かったな。爽やか映画。
樹木希林さんの存在感や佇まいが見事。永瀬さんの影のあるお芝居も良かったです。内田伽羅さんと樹木さんの祖母と孫の共演も話題だったし、ずっと気になっていた映画。見終わった後、少し重い気持ちになったけれど、ハンセン病に対する差別や偏見があったこと、恥ずかしながらわたしは良く知らなかったのでいいきっかけになりました。
面白かった!こんなに素敵な大人が周りにいたら、人生が明るくなるだろうなって思います。ロバート・デニーロ演じるベンがとってもチャーミング。アン・ハサウェイもきれいだったなあ。家庭も仕事も、子育てもと奮闘しているジュールズに共感する女性も多いと思う。勇気と元気がもらえる映画でした。
本当は、映画版を見ようとしていたんだけど、元々のTV版から観たほうがいいかも?ってことで、まずはこれから。思ってたよりも作りがチープだったのと(笑)ありえない場面も多くて、この世界観に触れたのが初めてだったので正直戸惑いましたが、最終的に悪くないな、という気持ちに着地(上から目線?)このあと、赤と白の捜査ファイルをシリーズで見て、その後映画をみようと思います。
それから、なぜかAmazonからリンクが貼れなかったんだけど、HERO。相変わらずの九利生公平が、相変わらずの城西支部メンバーや検事となった雨宮舞子と繰り広げるストーリー。映画館で観た妹が言っていた感想通り「面白かったけど、別に映画じゃなくてもいいかな、と思った」という感じでした(笑)HEROの雰囲気、好きだけどね。
まだ観ていないものもあるので、観たらメモ代わりにここに残したいです。
君が喜ぶプレゼントって何だろう
職場に着いて、いつものように渡り廊下を歩いていた。そこは変わっていて、片側だけガラスが入っていて、もう片側からは風がビュービュー吹き抜ける。
廊下の真ん中あたりに、鳥の置物が見えた。誰かの落としものかな。そう思って近づくと、本物のスズメだった。死んでるのかな?と恐る恐る側に行くと、目がぱちくりと動いた。生きてる。
体はピクリとも動かない。空いている方から入ってきて、ガラスにぶつかったのかもしれない。飛べなくなっちゃったのかも。まだ子供みたいだ。とりあえず、外に出そう。
「どうしたの?」一応、礼儀として声をかけてみる。返事はない(当たり前だ)。掌を差し出したら、チョンと乗ってきた。その細い脚、ささやかな重み。生きてるんだ、こんなに小さいのに、と思うと胸がいっぱいになる。そのまま数歩あるいたら、景色が目に入ったのか、パタパタと上手に飛んで行った。
良かった!、と嬉しくなる。朝の、数分のひととき。奇跡のようだった。
家に帰って夫に話すと「じゃあ、きっとお礼として大きなつづらか、小さなつづら、どちらかを選んで下さい、って言われるよ」と言う。「どっちを選べばいいんだっけ?」というと「大きい方を選ぶと、大変なものが出てくるんだよ。欲張ったらダメって話じゃなかった?」「なるほど、じゃあ、選ぶときは小さいほうにする」とわたし。
いや、待てよ。どうして大きい方を選んだらダメなんだろう。どっちを選んだって、お礼なんだしいいじゃないか!と言うと、夫も「それもそうだな」と笑った。まあでも、もしあのスズメがやってきたら、念のため(?)小さいつづらを選ぼうと思っている。